せどりで中古のDVDやBlu-rayを扱っている場合、避けて通れないのが再生不良品のクレームです。
一般的なクレームは、
・映像が途中で止まった
・鑑賞の途中で場面が飛んだ
・再生できない
主に、上記のようなクレームがあります。
このようなクレームが来たら、基本は謝罪して返送、返金という形をとります。
ただ、症状によっては、このような形をとらず、取引が終わる事もあります。
本記事では、再生できないディスクの特徴や、クレーム後、返金、返送せず問題なく取引を終えた取引事例等、私の体験談も含め、紹介します。
映像が途中で止まった/鑑賞の途中で場面が飛んだ
ディスク盤面の一部に深い傷があると、その部分で映像が止まったり、飛んだりします。
ただ、この症状は、購入者の再生機器の相性によって、止まったり、飛んだりしている可能性もあります。
ゲーム機やPCのような再生専用の機器に比べ、スペックが劣る機器で再生する場合、途中で止まったりする可能性が多いです。
DVDに関しては、この機器では再生不良がおきて、この機器では問題ないというのがあるのが面倒なところではあります・・・
そのため、
再生機器は何か?
何分ぐらいの場面で再生不良があったのか?
を購入者に聞けるとよいです。
返送されたディスクも、該当箇所が特に問題なく再生できれば、再出品できますし、レアなものなら、再生不良でもジャンク品として、それなりの価格で売れます。
少しハードルが上がりますが、該当箇所で再生不良がおきても、研磨する事によって復活できる事もあります。
私が使ってる研磨機は下記の記事で紹介しています。
【せどりの検品】CD/DVD/Blu-rayの再生確認
再生できない
めったにないクレームで、私も過去3回しか経験はありませんが、再生できないというクレームもあります。
ディスクを入れても、再生できないというクレームです。
3回ともブルーレイでした。
ただ、このクレームに関しては、ほぼ、購入者の機器に問題があるのが原因です。
再生できない原因
機器のアップデートをしていない
私がはじめて、再生できないとクレームを受けたのが海外ドラマのブルーレイでした。
新品同様の国内品のブルーレイのため、再生できないのはありえないと思い、再生機器をお聞きしたところ、プレイステーション3との事でした。
【ps3△ブルーレイ△再生できない】でググり、アップデートしてないと再生できないような事が書かれていたので、その旨を伝えたら、アップデートしたら無事再生できたと連絡がきました。
PlayStation®3でBlu-ray Disc再生ができない問題を解決する方法
他の2人の方は、こちらの話は聞く耳持たずのため、返送、返金という形になりました。
返送されたブルーレイは、全く問題なく再生できた事はいうまでもありません。
ブルーレイの場合、返送、返金の前に、念のため、機器のアップデートの確認を購入者に聞いてみましょう。
リージョンコード
私は輸入版を扱う事はあまりないので、クレームの経験はありませんが、DVD/Blu-rayは、リージョンコードが国内外のものだと再生できません。
リージョンコード (region codes) は、DVD・Blu-ray Discやゲームソフトなどが販売および利用される地域(リージョン)の情報を記載した情報(コード)である。
リージョンコードを採用している規格では、商用パッケージソフトのリージョンと利用する機器のリージョンが一致しないと再生できないようアクセス制御される場合が多い。理論的にはこの規制によって販売者が地域ごとに内容、発売日、価格を調整できることになる。
引用:Wikipedia
DVDの地域(リージョン)コード
リージョンフリー:どのリージョンでも利用可能
リージョン1:アメリカ、カナダ
リージョン2:日本、中東、西ヨーロッパ、南アフリカ
リージョン3:東南アジア、香港、マカオ、韓国 および 台湾
リージョン4:オーストラリア、中南米
リージョン5:ロシア、東ヨーロッパ、北アフリカ、アジア
リージョン6:中国
リージョン7:未使用
リージョン8:国際線(航空機、船舶)
リージョンコードはパッケージの裏側に記載されています。
Blu-rayの地域(リージョン)コード
リージョンフリー:どのリージョンでも利用可能
リージョンA:アメリカ大陸、東南アジア、日本、朝鮮、台湾およびそれら海外領土
リージョンB:ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オセアニアおよびそれら海外領土
リージョンC:中央・南アジア、中国大陸、ロシア、モンゴル
Blu-rayもパッケージの裏に記載があります。
Blu-rayの場合、コードの記載はなく、日本市場向けのみ記載されている事が多いです。
最後に
再生機がPCやゲーム機のみのような人は、再生不良=ディスクが悪いという思考を疑いません。
私もせどりをやる前は、DVDの再生機に相性があるなんて全く知らなかったので、再生不良がおきる原因は100%ディスク側にあるというクレームは理解できます。
昔、家にゲーム機しか再生機器がない時代に、レンタル店で借りたDVDで「再生不良があった」と店員に文句を言ってしまった事があります。(すいませんでした)
もちろん、ディスク側の問題で再生不良が起きている場合が多いと思います。
購入者も再生環境は様々である事を理解した上で、再生不良関連のクレームは粛々と対応し、出品者側も、ディスク関連の再生不良は様々なパターンがある事は知っておきましょう。
クレームをしてくる方は、100%ディスクが不良品だと思ってますので、こちらの話を聞くことはほぼありません。
機器のアップデートをして解決するような事はまれです。
そのため、基本は、クレームを受けたら、即謝罪、返送、返金です。
それでは。